記事内広告には、インフィード広告やネイティブアドなどがあります。
インフィード広告とは
インフィード広告とは、Webサイトやアプリ(画面の上から下に読み進めていくデザイン)のコンテンツとコンテンツの間に表示される体裁の広告のことで、広告フォーマットを指す用語です。FacebookやTwitterなどのSNSや、キュレーションメディア、ニュースアプリなどでよく利用されています。最近では、テキストやバナーだけでなく、動画などのリッチコンテンツが配信できるメディアも珍しくありません。
インフィード広告のメリットと目的
通常のバナー広告は、サイドメニューやページのヘッダーなど、Webサイトのメインのコンテンツの外に配置されることが多いですが、インフィード広告の場合、ユーザーが最も目線を集めるメインコンテンツの間に広告を配置するので、視認性(Impに対する広告認知率)が高くなります。
インフィード広告では、掲載メディアのメインコンテンツ内に広告を配置するため、掲載する広告の多くは、そのページのコンテンツに体裁を合わせます。目的は、「コンテンツを読みに来たユーザーに対しての配慮」「広告色を消すことで、ユーザーの警戒心を下げる」の2つがあります。
インフィード広告とネイティブアドの違い
このように、掲載面に馴染ませた広告を「ネイティブアド」と言い、インフィード広告はネイティブアドの一種とも考えられますが、インフィード広告の全てがネイティブアドというわけではなく、あくまで「ネイティブアドの概念を持つインフィード広告」がネイティブアドです。
纏めると、インフィード広告は、単に「コンテンツとコンテンツの間に表示される体裁の広告」という広告手法を表す用語であり、これ自体は必ずしもネイティブアドということではありません。ただ、インフィード広告の特性上、ネイティブアドの体裁をとることが多いので、インフィード広告=ネイティブアドと呼ばれることがよくあります。
しかし「ネイティブアド」というバズワードを使いたいばかりに、インフィード広告を指して、二言目には「これはネイティブアドです。」という業者もいますが、ネイティブアドの条件に当てはまらないインフィード広告も実際にあります。ネイティブアドについては、『ネイティブアドについて』で解説しています。
なお、インフィード広告と似た名称の広告で、「インリード広告」や「インスクロール広告」という広告もあります。