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アルツハイマーと認知症!違いはなに??

投稿日:2018年10月4日 更新日:

アルツハイマー病と認知症は一般的に同じ病気であるという見方が多く、違いが分かりにくいもの。その理由はどちらも「痴呆」が症状としてあることが原因でしょう。しかし実際の違いとして「認知症」とは、「認識、記憶、判断」の力に障害が起こることによって、社会的に様々な支障をきたしている状態のこと。一方、「アルツハイマー病」は認知症の大きな原因とも言うべきもので、脳の一部が老化などに伴って変化することによって生じる病気自体のことを指します。

脳は人間の体や精神の活動の司令塔とも言える器官ですが、この脳の脳細胞が様々な理由で死んでしまったり働きが悪くなることによって、身体活動や精神活動がうまくいかなくなっている状態が「認知症」と言われるもの。この症状の原因によって、認知症は4つの種類に分けられます。1つはアルツハイマー型、2つ目が脳血管型、3つ目はレビー小体型、4つ目が前頭側頭型。このうちのアルツハイマー型は全体の60パーセントを占めるとも言われており、特に女性に多いと言われているものです。

認知症にある症状には「中核症状」というものがありますが、これは脳の神経細胞が破壊されることによって起こるもの。特に大きな症状として挙げられるのが「記憶障害」と言われており、記憶することが困難となるため、直前の出来事を思い出すことができなくなります。また、特徴的なものに、脳が正常だった頃の記憶の方が比較的覚えていることが多いということが挙げられますが、これも症状の進行と共に少しずつ失われていくもの。その他には見識等障害と言われる症状がありますが、これは筋道を立てて思考することができなくなることや、時間や場所などを把握できなくなることなどがあります。

アルツハイマー病は、老化などが原因でβアミロイドと呼ばれるタンパク質が脳に溜まり、それが原因で脳の神経細胞が減少したり、「海馬」と呼ばれる記憶を司る器官が委縮することが分かっています。それによる症状もやはり、記憶障害や見識障害と言われているものですが、アルツハイマーに関しては原因が分かっているからこそ、進行を遅らせる手段があるのも特徴。ですから、このアルツハイマーが原因となっている認知症であっても、症状を進行させないようにすることができるのです。初期症状として見られるものには様々なものがありますが、記憶障害や見識障害を疑った場合には、できるだけ早めの受診をすることが大切でしょう。









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