脂肪や糖質の多い食べ物を食べると、体重が増える。
これはもう常識です。
でも、困ったことに、高脂肪・高糖質の食べ物って中毒性がある。
一度食べ始めると、毎日食べたくなってやめられなくなる。
そんな経験、ありますよね。
どうやら、高脂肪・高糖質な食品を繰り返し食べることによって、そういった食品への脳の反応性が高まるように変化してしまうそうです。
ドイツで行われた研究で、健康な成人を2つのグループに分け、
1.高脂肪・高糖質のヨーグルト
2. 低脂肪・低糖質のヨーグルト
を8週間食べさせたそうです。
1と2はカロリーは同じです。
そして、8週間後。
高脂肪・高糖質群は、低脂肪・低糖質群を比べ、高脂肪・高糖質の食べ物を見せられた時の脳の反応が大きかったそうです。
食べ続けることにより、脳の神経回路が変化して、高脂肪・高糖質な食べ物により反応して、「食べたい!」となってしまうとのこと。
おそろしい。。。。
しかし、逆に言えば、食べないようにすれば、初めは辛いですが、そのうち脳の反応が落ち着いてきて、以前ほど欲しくなくなるはずです。
もちろん、「ジャンクフードを食べたい!」となるのは、脳の反応が増しているということ以外にも、ストレスや睡眠不足などの原因もあるので、一概には言えません。
ただ、今までジャンクフードを食べ続けてきて、習慣になっている人は、一度その習慣を断ち切ってみると、「あれ?なんだか、食べなくても平気かも」と思うようになるかもしれません。
試してみる価値ありです^^
※参考文献:Habitual daily intake of a sweet and fatty snack modulates reward processing in humans.
Cell metabolism. 2023 Apr 04;35(4);571-584.e6. doi: 10.1016/j.cmet.2023.02.015.
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ジャンクフードに中毒性がある理由。