寝なければ、しんどいから痩せるような気がする・・・。
なんとなくそんなイメージを持っているかもしれませんが、実は違います。
もちろん、寝ていない原因が
・仕事が忙しすぎる
・深刻な悩みがある
など、食べる時間や食欲がなく、食事量も減っている場合は痩せると思います。
でも、一般的には、睡眠不足(おおむね6時間未満)と肥満発症の間に関係があるという研究報告がされています。
その理由の1つには、食欲をコントロールするホルモンが関係しています。
睡眠不足では、空腹を感じさせる「グレリン」が増加し、満腹感を感じさせる「レプチン」が低下し、食欲が亢進します。
また、睡眠不足は食の好みに影響し、高カロリーで炭水化物の多い食事を好む傾向になるという報告もあります。
また、睡眠「時間」だけでなく、睡眠の「質」も大切なようです。
睡眠時間はそのままで、深い睡眠を減らした状態、つまり「質」だけを低下させた状態でも、翌日に炭水化物やカロリーが多いものに対する食欲が亢進するという報告があります。
私も、当直で全く寝られなかった次の日に、いつもより甘いものが食べたくなったり、お腹が空いてなくても何か食べたくなった経験があります。
あれは、ホルモンのせいだったのか・・・と納得です。
このようにエネルギー摂取は増える傾向にありますが、眠気と疲労から、座りがちになり消費カロリーが減ることも太る原因になります。
ということなので、ダイエット中は、出来るだけしっかり睡眠をとるようにしてくださいね。
寝る直前のスマホは睡眠を妨げるので、今寝る前に読んでいるなら、すぐにネットサーフィンをやめて、すぐ眠ってくだいさいね
参考文献
Sleep and obesity
Current Opinion in Clinical Nutrition and Metabolic Care: July 2011 - Volume 14 - Issue 4 - p 402-412
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睡眠不足が太る理由