「最近、仕事のパフォーマンスが低下しているなあ・・・」
こんな状況は避けたいですよね。
では、どのような生活習慣(食事、運動、睡眠、お酒、たばこなど)がパフォーマンスに影響するのか?
筑波大学の研究グループが、日本の企業に勤める従業員のデータの調査して、生活習慣とパフォーマンスの関係を分析してくれています。
「そりゃ、疲労と睡眠不足が原因でしょ。」とほとんどの人が思ってる通り・・・・
「睡眠による急速の不足」が、仕事のパフォーマンス定価に一番強く影響していました。
その次が、
・運動不足
・寝る直前の夕飯(夜遅くの食事)でした!
忙しくて残業で帰宅が遅くなる
→夕飯が遅くなる、運動する時間も体力もない
→仕事のパフォーマンス低下
→タスクをこなすのに時間がかかる
→ますます帰りが遅くなり時間もなくなる
・・・・・という悪循環に、はまってしまうのが容易に想像できます。。。
みなさん、運動不足や夜遅い食事は身体に良くないのは分かっているはず。
でも、体に悪いだけでなく、仕事のパフォーマンスに影響してくるとは意外だったのではないでしょうか?
さらに・・・・
男性では
・歩く速度が遅いこと
・たばこを吸う
・朝ごはんを食べない
女性では
・食べる速度が速い
が関係していたそうですよ。
「え?!歩く速度や食べる速度まで関係しているの?!」
「タバコはむしろパフォーマンスを上げると思っていた!!」
という声も聞こえてきそうです。
こう見ると、寝る前の食事、朝ごはんを食べない、早食いと、食習慣に関する項目が多いです。
しかも、この3つを習慣、仕事を考えた場合、なんとなく良いイメージがありませんか?
もし、あなたの部下が、
「毎日深夜まで、休憩なしでぶっ通しで働いてます。」
「忙しくて時間がないから、朝食食べる時間も惜しいんですよね。」
「時間がもったいないから、昼ごはんは10分ですませてます。」
これ聞くと、働き者で頑張っているな!と思いますよね。
心配にはなるけど、悪い印象はないはず。
「仕事のパフォーマンス落ちてるから、そんな事しちゃだめだろ!」と叱ることはないと思います。
事実、めちゃくちゃ頑張ってますしね。
でも、もしこれで仕事のパフォーマンスが落ちているとしたら・・・・
同じ仕事量を、もっと少ない時間でこなせる可能性があります。
そして、もっと自分の趣味や家族・友達・恋人と過ごす時間も増えるはず。
だから、「そんな事はしちゃダメだ!」と言う方が、部下にとっても、会社の利益にとっても良いのかもしれません。
現実的にそれは難しいですが(^^;
でも、睡眠はもちろんのこと、運動や食事も大切にすれば、むしろ仕事に良い効果がある!ということは、少しでも意識していきたいですね。
※参考文献:Relationships between lifestyle habits and presenteeism among Japanese employees
Momoko Tsuchida, Takafumi Monma, Sakiko Ozawa, Ayako Kikuchi & Fumi Takeda
Journal of Public Health (2023)Cite this article
ダイエットレシピのインスタ始めました!→@diet.recipes.reiko
↓ レシピ本、好評発売中です。
提供元: 予防医学のレシピ ↓
寝る直前の夕飯も!?仕事のパフォーマンスを低下させる生活習慣